【粘土質の庭の土】土壌改良で揃える道具とやり方の話

パルどう@法人8期目 更新日:
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粘土質の土壌改良

我が家もガチガチで大変でした。
だいぶ改良できたので、やったことや注意点などを語りたい。

最初に:我が家の土

我が家の庭の土 黄色系の粘土質

ガチガチで硬く、ぐちょぐちょにもなる。

典型的な粘土質かと思います。
このあたり一帯は赤土系でガーデニング的には最悪と言える。
スコップはほぼ通らない。石のように硬い粘土層がある。

あまりにも硬すぎて植物の根が育たない。
というところで土壌改良を頑張っています。

1、良いスコップを買うこと

粘土質の土壌改良 安物のスコップはすぐ折れる

粘土質の土壌改良 プラスチック柄のスコップは中身が金属のものを買う

安物のスコップは折れる

これが最大の失敗と言える。
2本も折れてしまった。粘土が固すぎる。
頑丈なやつを買わないといけません。

オール金属製で、かつ補強がしっかりしているやつが良いです。
高級品はホームセンターだとあまり売っていないので通販を。

大型のスコップもオール金属製が良い。
定番なのは浅香工業の金象印。

もちろん、お金に余裕があれば電動ハンマが最強です。
コンクリなどに穴を開ける工具ですが、スコップを取り付けることもできます。

AC電源(コード)型だと安い。
バッテリー型は高いです。

2、粘土質の掘り起こし

メインは小さいスコップで削り取ることになる。

ガチガチの粘土層は大きいスコップでは通らない。
小さいスコップで地道に削る作業になります。
ひたすらに刺す。一番の重労働です。

また、自分の庭の場合は石が多すぎてなおさら大きいスコップが入らない。
これもあったので細かく削るような作業になりました。

つるはしなどの方法もありますが、非効率だと思う。
粘土の層は粉々に崩さないと意味がないし、掘る回数が大事。
そのため、スコップで削るのが良いと思います。

しっかりとした手袋が必須。
ここはもう根性です。1ヶ月くらいかけて削る覚悟を。

余裕があれば固い粘土はゴミとして捨ててください。
堆肥等を足すと土が増えるので、いずれ処分が必要になります。
仮置きとして土嚢袋に入れると楽です。

3、大きい石を除去する

掘り起こしで出てくる石をふるいで除去する。

とにかく石が出てくる。
掘り起こした次は石との戦いになります。
石の捨て場を確保するのも大事です。
移動用に金属製のバケツも欲しい。

ふるいのサイズとしてはホームセンターで売っているものだと、
一番荒い目の網がちょうど良い。
赤玉土の小粒が抜けるくらいのやつです。

自分の場合、出てきた石は砂利として雑草を生やしたくない箇所に撒きました。
あと、かなりコガネムシの幼虫やミミズが出てくるので覚悟を。

4、堆肥を大量に投入する

規定量の3倍~5倍は入れること。

ここは掘った深さによって違ってくる。
「入れすぎやろ」と思うくらい入れてください。
バーク堆肥を3倍&牛糞堆肥を2倍とかでも良い。

しかし、自分の場合は5倍入れてもふかふかにはならなかった。
元が粘土質なのでふかふかは無理だと思う。
どうしても雨が降ると固くなってしまいます。

とはいえ、簡単にスコップが入る柔らかい土にはなったのでヨシ。
問題としては、土の量が増えすぎること。
全体的に10cmくらい高くなるので予め対処を考えておいてください。

5、初年度は土が良くない

堆肥だらけの土なので悪い状態。

1年くらいしないと良い土になりません。
そのため、初年度は野菜や花を植えるところだけ大きい穴を掘り、
そこに赤玉土&腐葉土を入れてください。

土壌改良したばかりの土は使わず、植えるところを赤玉土&腐葉土にする

値段を抑えるならリッター10円程度の安物の培養土でも良いと思う。
この分もまた土が増えるので予め対処を。

6、秋~冬は雑草を埋める

堆肥として雑草を活用する。

これだけ堆肥を入れても全然足りません。
毎年堆肥を足していく必要があるので、
それを補助するために雑草を埋めます。

何も植えないなら雑草や枯れ葉をそのまま埋めても問題ない。
春には跡形もなく分解されています。
これが意外と大事で、土がかなり良くなります。

まぁ、ここは単にお金の節約です。

6、1年後

毎年堆肥を追加していく。

1年経つとまた固い土に戻りがちです。
また規定の2倍くらいの堆肥を入れる必要がある。
年々良くなっていくので、それを楽しみに。

これを毎年繰り返していく感じになります。
自分ももう5年以上堆肥を入れていますが、それでもまだダメ。
ふかふかにはほど遠い。しっかりとした土です。

というより、粘土質をふかふかにするのは無理があると思う。
あれは黒土の特性なので、赤土・黄土はふかふかにならない。
柔らかく、そして排水性が良くなればOKだと思います。

まとめ

庭の写真

粘土質の場合、ふかふかは無理なので目指さない。
50cmほど簡単にスコップが入る柔らかい土にしよう。

とにかく最初の掘り起こしが地獄の作業。
ここさえやり遂げれば植物が育つ土にできる。
冬の間に根性で掘るべし。

粘土質は粒子が細かすぎるので絶対に固くなる。
ふかふかにしたいなら、全部入れ替えるしかないと思う。
お隣さんは無理と判断して業者に頼んで入れ替えられていました。

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繰り返しですが、お金があれば電動ハンマを。
これがあれば業者に頼むレベルでも必要は無くなるので安く済む。
(メッチャ欲しい…)

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