【品質重視】質の良い服とは?素材と選び方の話
質の良い服とは?
高品質で質が良い服とは?意外とよくわからない問題。
見た目でもわかりにくく、実際に着続けてようやくわかるものです。
ただ、一応は素材等での良し悪しはあるので、そこを紹介します。
主に高級な綿が「質が良い」とされる
天然素材は「綿(コットン)」の品質がずば抜けて良い。
服の素材は天然素材か化学繊維になる。
天然は植物系か動物系に別れ、洗濯に強い植物系が普段使いでは優秀です。
したがって、質の良さで選ぶなら「品質の良い綿を100%使った服」がおすすめです。
同じ綿でも品質はだいぶ違ってきます。
化学繊維は素材としての品質がわかりにくく、そう大差もない。
ほぼ製造品質側の良し悪しになってくると思います。
スポーツウェアや作業服なんかは化学繊維が良いですね。
ということで、綿について話していきます。
世界の3大高級綿
次の3つが高級で質の良い綿とされています。
・スーピマコットン
・シーアイランドコットン
・エジプト綿
これらはまず安物には使われていません。
使われている服はこれらの綿を使っていることをアピールしていることが多い。
「スーピマコットン」はユニクロでも使われているので有名ですね。
値段が高いのは希少性から「シーアイランドコットン」と一部の「エジプト綿」です。
品質も最も優れていると言われています。
「新疆綿(新疆ウイグル自治区で生産される綿)」も一部高級綿がありますが、
世界情勢的にあまり評判が良くない。
そのため、この記事では対象外にします。
それぞれ解説します。
1、スーピマコットン
※引用元:https://supima.com
アメリカが誇る高級綿。
わりと生産量が多いので、質の良い服によく使われている綿です。
ブランドならアメリカの「Brooks Brothers」が有名ですね。
アメリカの老舗紳士服ブランドでポロシャツが有名。
高級ではありますが生産量は多いため、値段的にはそう高くない。
品質はほぼ最高なので安いから悪いということはなく、品質は良いです。
後述する超高級綿とも性能的にはそう大差ないとデータがありました。
楽天市場で見るとよくわかるので、下記リンク先を一度見てみてください。
他にも高級な「今治タオル」にも使われていたりします。
ユニクロも使っているくらいなので、意識すればけっこう多く見られる。
ちなみに「ピマコットン」が品種。
その中でも品質が良いのが「スーピマコットン」と呼ばれています。
2、シーアイランドコットン
※引用元:https://seaislandclub.jp/
次の3種類あります。
・アメリカンシーアイランドコットン
・西印度諸島産シーアイランドコットン
・V-135シーアイランドコットン
生産量が多いのは「アメリカンシーアイランドコットン」で、
だいたい通販とかでよく見るのはこれを使っています。
元々はカリブ海周辺で栽培されていた綿ですが、近代にアメリカでも栽培されました。
アメリカでは近代技術等で生産量が多いため、値段はかなり安めです。
最も高級なものは「V-135」。
通販ではほとんど売っておらず、かなりの希少品です。
値段もアメリカンの10倍くらい高い。
3、エジプト綿
※引用元:https://www.cottonegyptassociation.com/
ナイル川周辺で栽培される高級綿
質が良い綿として有名で、スーピマコットンよりもだいぶ値段は高い。
ただ、生産されるもの全てが高級というわけではなく、ピンキリある。
安いものは質が悪いエジプト綿の可能性が高い。
最高級なのは「GIZA45」と呼ばれるブランドです。
こちらは恐ろしく高い。綿の中でも最高級。
とっておきのプレゼントには検討したい。
これら高級綿を使った服は質が良い
高級綿を使って製法が雑というのはほぼ無いと言える。
綿自体の品質(強度や肌触り等)は最強ですが、
製法(縫い方)なども間違いなく粗悪ではない。
実際デパートなんかで触ってみるとわかりますが、どれも素晴らしい仕上がりです。
スーピマコットンは普及しすぎていてやや怪しい感はありますが、粗悪ではない。
ユニクロでもなかなか質が良かったです。
というところで、質の良い服の選び方は素材を見るのが一番。
是非これら高級綿で選んでみてください。
このあたりはウールとかカシミヤとかも同じですね。
プレゼントにも最適です。(こいつ、わかってるな!と)