スーツケースのシングル・ダブルキャスターの違いの話(4輪と8輪)
スーツケースのシングル・ダブルキャスターの違い(4輪と8輪)
最近は「ダブルキャスター」が流行りですね。
元々はリモワというメーカー独自なデザインだったと思うのですが、
人気なので各社真似して、今では当たり前になりました。
それぞれのメリット・デメリットを解説します。
1、結論的には大差は無い
ダブルだから性能がとても良いということは無い。
ほぼデザイン的なものです。
ダブルは高性能!というイメージを植え付けられているだけで、
ただのメーカーの高級感戦略みたいなものです。
実際に使ってみても差はあまり感じられません。
ダブルの方が回転(方向転換)はスムーズかな、というくらいです。
この違いで選ぶことは無い。
結論的には「ダブルだから高級で高性能ということでは無い」です。
2、シングルキャスターのメリット・デメリット
側溝に挟まって壊れやすい形状ではある。
スーツケースの弱点は側溝などの蓋です。
そこに落ちて「バキッ!」と壊す人は多いだろう。
けっこう気を付けないとすぐ壊れてしまう。
あとは旋回(回転)が、タイヤの向きによって引っかかることがあること。
気にはなりませんが、ダブルと比べると劣るかなと感じます。
構造がシンプルなので清掃しやすいのは個人的に好き。
3、ダブルキャスターのメリット・デメリット
旋回性(回転)がとても良い。
操作性としてはダブルの方が上だと感じます。
引っかかることなくスムーズに回転してくれる。
各社が売り文句にしているだけあります。
ただ、普通に引いて歩く分には差は感じない。
側溝などに落ち込むことがほぼ無いので、そこは本当に安心。
子供はこっちの方が良いと思う。
内側の汚れを清掃しにくいのは難点。
4、各社の説明
各メーカーの説明を引用します。
<サムソナイト>
<エース>
<レジェンドウォーカー>
優れた安定性と走行性を兼ね備えたダブルキャスター(合計8輪)。
タフな環境の使用でも、8つのタイヤが安定した走行を可能にします。
走行性・旋回性の良さをアピールされていますね。
実際、自分も旋回性はとても良いと感じます。
まとめ
走行性にこだわるならダブルキャスターを選びたいが、
大差は無いため重要度は低い。
ダブルキャスターを選んで悪いことは無いと思いますので、
選び方の一つとして見ておいてください。
ダブルキャスターが最高か?というと、そうでもない。
日本が誇る最高級のスーツケース「プロテカ」はシングルキャスターです。
エースが独自開発されたもので、最高性能をアピールされています。
実際、とてもスムーズで静音性も素晴らしい。
もちろん、性能差はピンキリです。
粗悪な安物のキャスターは信用してはいけません。
現時点最高級のダブルキャスターと思うのは、HINOMOTOの静音キャスター。
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