メダカをグリーンウォーターで育てる場合の注意点3つ
メダカにはグリーンウォーターという思考停止
馬鹿の一つ覚えにグリーンウォーター。
メダカ界隈はそんなところが多いよう思えます。
実際に悪くはないのですが、注意点もあるので語りたい。
1、エアレーション必須
グリーンウォーターは酸欠とpH上昇に要注意
植物プランクトンが大発生している状態なので、酸素の消費量はもの凄いです。
日中は光合成をするので酸素濃度は高いですが、夜間は急低下する。
酸欠で全滅という可能性は十分ありえる。
また光合成にて二酸化炭素が無くなるため、pHは急上昇します。
朝はpH7.0、夕方はpH9.0とか当たり前です。
これらを防ぐために、エアレーションをします。
酸素も供給でき、日中の二酸化炭素も供給できる。
エアレーションをできない場合はおすすめできない。
やるなら薄いグリーンウォーターに。
2、それアオコや
アオコが出るグリーンウォーターは止めた方がいい。
ハイポなどの肥料を入れすぎるとアオコが発生します。
表層に緑の膜が張ったらアオコです。
これはまた全然別物なので、駆除しないといけない。
アオコは細菌なので餌にもなりません。
特にエアレーション無しでやる人は要注意。
少しでも発生するとエラに詰まって死なせてしまう可能性がある。
表層を泳ぐ稚魚にはかなり危険です。
グリーンウォーター作りは肥料の入れすぎに注意です。
趣味の場合、少ない肥料で時間をかけてゆっくり作りたい。
3、腐敗に注意
何かのきっかけで全滅すると、水が一気に腐敗する
植物プランクトンが生きている間は良いのですが、死んだ時は危険です。
あれだけの量が死滅すると、水は一気に汚れる。
土や水草などで浄化できない環境の場合はメダカ全滅の恐れがあります。
屋外で飼育している場合、日々の管理は重要になります。
グリーンウォーターは餓死の心配は無くなるかもしれませんが、
その代償に雨や気温等での急変が要注意となる。
したがって、自分としては初心者向けではないと思います。
成長速度が落ちたり弱いやつは餓死したりしますが、
稚魚用の餌で育てる方が安心安全です。
以上です
失敗して全滅はたまに聞く
グリーンウォーターは便利ですが、無知でやるのは危険。
ちゃんとデメリットを理解して管理する必要があります。
なのに、無責任に何の説明もない動画がとても多い。
ちゃんとpHのチェックとかできる人だけがやろう。