【騙されるな】鉄のフライパンの正しい選び方の話
鉄のフライパンの選び方!
見た目は同じでも、用途が違います。
どの料理に使うのか?によって購入すべきブランドも違ってくる。
選び方を解説します。
1、主な鉄フライパン一覧比較表
※28cmでの比較です(※和平フレンズのみ26cm)。
※「処理」は油慣らし済みや特殊加工など
メーカー名 | 重量 (g) |
製造国 | 処理 | 厚み (mm) |
ハンドル |
デバイヤー | 2150 | フランス | 有り | 3.0 | 鉄 |
リバーライト(厚型) | 2000 | 日本 | 有り | 3.2 | 木 |
ターク | 1900 | ドイツ | なし | 不明 | 鉄 |
遠藤商事 | 1550 | 日本 | なし | 2.3 | 鉄 |
リバーライト | 1300 | 日本 | 有り | 不明 | 木 |
島本製作所 | 1253 | 日本 | なし | 2.3 | 鉄 |
京都活具 | 1160 | 日本 | 有り | 1.6 | 木 |
藤田金属 | 1160 | 日本 | 有り | 不明 | 樹脂 |
ビタクラフト | 1133 | 日本 | 有り | 不明 | 鉄 |
和平フレイズ※ | 1120 | 日本 | なし | 不明 | 木 |
パール金属 | 1000 | 日本 | なし | 不明 | 鉄 |
これらが通販でもよく見る鉄のフライパンメーカーです。
重量が大きく違うのがわかる。
用途により使い分ける必要があります。
2、重要なのは厚み
厚みがあると「焼き」に強く、薄いと「炒め」に強い。
炒め物の代表の「中華鍋」は薄いです。
薄いと火力の反映が早く、火を操って炒める感じになります。
強火にした瞬間に沸騰します。水分も飛ばしやすい。
厚みがあると火力の反映は遅く、
火でフライパン全体を温めて調理する感じになります。
そのためハンバーグなどの焼きものに良い。
薄い鍋で焼き物はかなり難しい。
厚さ1mm程度のものでハンバーグは無理と考えてください。
3、焼きは厚み2.5mm程度のものを
焼くことを目的とした鍋はおおよそ2.5mm
上記の表だと島本製作所までのものになると思います。
厚みがある鍋は重たいので、重量でおおよそわかります。
厚いことで有名なのはやはり「デバイヤー」でしょう。
フランスの一流調理器具メーカーです。
日本製だと島本製作所、遠藤商事は良いですね。
普通の鉄フライパンなので信頼性もあり、安い。
リバーライトは特殊な加工をした鉄鍋なので、上級者は避けがち。
持っていて自慢できるのはデバイヤー。
少々高いですがおすすめできます。
参考:デバイヤーのフライパンの種類を一覧にして違いを解説してみた
4、炒め物をするなら厚み1mm程度のものを
炒めるなら薄い方が絶対に良いです。
薄いタイプは種類も多く、値段もお手頃なものが多い。
性能にそう大差はないので、ハンドルのタイプで選ぶことをおすすめします。
炒め物はハンドルが大事。木や樹脂製のものが無難です。
これがおすすめというのは無いので、
一通り見て気に入ったやつを買ってほしい。
ビタクラフトの「スーパー鉄」のみ特殊な加工をしたものとなります。
まとめ
この選び方はテフロン加工も同じ。
鍋底が厚いフライパンで炒め物は上手くできません。
「炒め鍋」と書いてあるものを選びましょう。
フライパンを鉄で統一したいのなら、厚みとサイズ違いで揃えたい。
また、ハンバーグや餃子をするなら蓋がしやすいやつが良いですね。
ハンドルの付け根の形状によって蓋のしやすさが違ってきます。
専用の蓋があるフライパンは安心。
日本メーカーはどれも日本製。
安いものでも品質はバッチリだと思います。
とにかく底の厚みが大事。
謳い文句に騙されず、重量・厚みを見て選んでください。